事業の背景
従来、県の各土木事務所が直営で行っていた道路清掃作業を、昭和55年の群馬県の行政改革の一環により、県からの要請を受けて協同組合で行うことになった。
事業の目的
安全で快適な道路環境を確保するため、群馬県の都市部から山間部まで群馬県内全域で道路施設の清掃を行う。
車両からの落下物などによる交通事故・交通渋滞の防止や、道路の汚れ・ゴミの散乱などを除去、道路側溝の閉塞から生ずる道路冠水の防止を図る。
事業開始
昭和55年4月
事業内容
路面清掃
路面清掃車を使用して路面のゴミや塵芥を除去し、道路交通の安全と清潔な道路景観を確保。都市部や交通量の多い箇所の他、観光地等を主に実施。
さらにニューイヤー駅伝やヒルクライム等のイベント開催時には事前に清掃を行い、道路の美観や視認性を確保する。
また、降雪シーズン後には、路面に撒いたスリップ止めの砂を速やかに除去する。
側溝清掃
高圧洗浄車および側溝清掃車を使用して、道路側溝に堆積したゴミ・土砂を除去する。
道路側溝の閉塞により、降雨時に道路や沿道の土地への溢水の危険性があるほか、悪臭の発生原因となるため、早急に堆積物の除去が必要。特に大雨後には側溝の閉塞が多く、群馬県からの指示に迅速に対応する。
車両紹介
路面清掃車
路面清掃車は、道路に落ちているゴミや土砂などを取り除き、キレイに清掃する車です。
前輪と後輪の間の床下にブラシや吸引装置が収納されています。ブラシを回転させて路肩のゴミを搔き集め、吸引装置で吸い、ゴミは荷台後方の箱に回収されます。
ゆっくりと掃除しながら進んで行きます。
汚泥吸引車(側溝清掃車)
汚泥吸引車は、真空ポンプの強力な吸引力により堆積した汚泥を背中のタンクに吸い込む巨大な掃除機のような清掃車です。
側溝、集水桝などの道路排水施設の清掃に使用します。
高圧洗浄車(排水管清掃車)
高圧洗浄者は、高圧ホースの先端ノズルから高圧水を噴射することができ、詰まった排水管や堆積した側溝の土砂を洗い流します。
排水管清掃、側溝清掃や管渠清掃、歩道洗浄など様々な用途に使用できます。
所有車両
清掃車両
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- 路面清掃車(大型)
- 4台
- 排水管清掃車(中型)
- 2台
- 側溝清掃車(中型)
- 3台
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- ガードレール清掃車
- 1台
- ミニ油圧ショベル
- 2台
- ダンプトラック(3t)
- 5台
その他車両
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- ブルドーザー
- 1台