事業の目的
安全で快適な道路環境を確保するため、路面はもとより標識から側溝まで、道路パトロール車による道路施設を点検。必要に応じて、路面の穴埋め、路上障害物の除去、応急対策箇所などの道路管理者への報告書の作成等を行う。
事業の内容
群馬県から道路パトロールの業務委託を受け、平成8年より群馬県管理道路のパトロールを実施。群馬県管理の一般道路から県道の全線268路線、全延長3,200kmを最低月5回以上のパトロールを行っている。パトロールには「ぐんケン見張るくん」を導入。「GPS携帯による災害情報共有システム」を構築し、災害が発生した場所と現地の写真をインターネット上で共有できるシステムを活用している。
道路パトロールの点検内容
-
路面
- 路面の穴
- 路面上の落石、異物、砂等
- 区画線が摩耗した箇所
- 湧水等により路面が凍結している箇所
- 歩道の水たまり
-
路肩・路側
- 路肩の陥没
- 雑草等により路肩および歩道が遮断されている箇所
- 塵芥(ごみ)、土砂等の障害物
-
法面
- 浮石、張り出した枝、倒木、古損木等
- 落石防止工等施設の破損
- 湧き水
-
排水施設
- 湛水(水あふれ)
- 側溝、桝、マンホール等の破損および隙間、ガタツキ等
-
橋梁
- 高欄の損傷
- 橋と道路の取り付け部の沈下
-
トンネル
- 照明施設の異常
- 内部壁面からの滲、出水
-
交通安全施設等
- 視線誘導標(デリネーター等)の破損
- 道路標識の破損
- ガードレール等の破損(破損、ガードパイプのたるみ等)
- カーブミラーの破損
- 道路情報板の異常(表示内容は適切か・不点灯等)
- 歩車道境界ブロックの破損
- 街路樹、植栽等の倒木枯枝等の状況
-
その他
- 公共土木施設への落書き
- 交通安全確保に支障をきたす事象
パトロール班の1日
県内6つの事務所【富田事務所(前橋)・太田事務所・高崎事務所・藤岡事務所・中之条事務所・沼田事務所】よりパトロール車で出発。パトロール車には3人が乗務し、運転手・助手・後方監視員と役割分担。運転時間は平均して8時~15時半まで。点検距離は1日平均150km~170km。パトロール終了後は各事務所に戻り日誌記入・作業報告等書類整理を行う。
車両紹介
道路パトロールカー
道路パトロールカーには常時3人が乗車し、路上の穴埋め用の常温合材・スコップの他、障害物を除去するためのノコギリや、作業用のカラーコーン、アルミスタッフ(測量補助具)、ポリテープ、デジタルカメラ、ペイントスプレー、危険旗などを積載し県内の県管理道路を巡回パトロールしております。
所有車両
パトロール車両
予備車含め17台所有(うち予備:4台)